歌唱王を終えて指導者としての想い

皆さんこんにちは!
『広島でボイトレするなら、本格レコーディングレッスンの Vocal Gym 3UP!』
のボーカルビルダー三上です。

歌唱王2016、皆さんご覧になられたでしょうか?

『神童』絹井愛佳、もう少しでしたね。
いつも敗退すると悔しさから泣きじゃくるんですが、今回は生放送という空気を本人も読めたのか、放送中は何とか泣かずに済みました(笑)
恐らく番組終了後はお母さんに張り付いて泣いたんじゃないかと思います(^^;)

結果は何となく予想していた通りでした。
決勝進出はいけるだろうと。
ただ、決勝の中で更に頭一つ抜けるには、単純にまだ年齢的な問題で未熟な面があったり、歌唱力+αのα部分がもう少しだったりするなと感じていたので、まぁ妥当な結果かなと思っています。

考えれば、1万人以上応募した中から決勝の11人に最年少で残ったということだけでも快挙ですから、指導者としてはもう準決勝で負けようが優勝しようが、そんな結果は何だっていいんです。

歌唄いとして一番の喜びが、大会で優勝すること(勝負に勝つ)ということではなく、沢山の人に自分の歌を聴いてもらえたことだとわかってもらいたいというのが私の願いです。
その中で、
「素敵でした!」
「私も頑張ろうと思いました!」
「また聴きたいです!」
というような、聴いた人が何か心を動かされたという言葉をもらえるようになることが、歌唄いが唄う理由だと私は思っています。

 

言葉を発しているということは、独り言を除き誰かに何かを伝えようとしている行為、つまり『メッセージ』です。
その個々のメッセージはその人固有のもので、誰かと比べるものでもなければ勝負をするものでもありません。

歌も同じ。

歌に勝敗なんて必要ないのです。
伝えたい人に旋律に乗せたメッセージが伝われば、それでいいんです。

 

まだ10歳の女の子。

歌がレースではなく『プレゼント』だとわかるにはまだまだ経験を積まないといけません。
大人でもそれがわかっている人は少ないですから。。。

そして、そのプレゼントで聴いた人を魔法にかけることだって出来るのです。
それが、
「上手い!」
という言葉だけに収まらない、
「私も頑張ろうと思った!」
「元気をもらった!」
「泣けてきました…」
という言葉なのです。

この言葉は、人の心を歌で動かしたという事実、まさに魔法のようなものなのです。

そして、これこそ私が生徒さん達に一番身に付けて欲しい力なのです。

 

愛佳ちゃんお疲れ様!
キミのメッセージは、他の生徒さんが受け取っている。
早速何人か、
「刺激をもらいました!先生、凹まされても泣かされてもいいんで、以後もっと厳しいボイトレでお願いします!」
「10歳の子に、自分ってまだ本気で歌に向き合ってなかったんだと気付かされました。。。スイッチ入れ直さなきゃ!」
と、メールが来てるから(笑)

 

これこそ理想的な相乗効果。
そういう本気の人間、大好きだ。

腕が鳴る。
ゾクゾクする。

皆が共鳴し合えるボイトレスクールを、

 

 

俺は、創る。

Follow me!