レッスン環境

「狭い部屋だからか、耳がツーンとしたり声がこもって聴こえるなぁ…。」
と、小さな防音ブースで不快感を持ちながらレッスンを受けてても気持ち良くないですよね。
そんな環境だと、
「私の耳がおかしいのかな~?」
と勘違いしかねません。
これはその人の耳がおかしいのではなく、定在波が引き起こすフラッターやブーミングという音響障害が、狭く密閉された部屋では起きやすいためです。
音響の世界では当たり前に調整しますが、ボイストレーナーでこういう事まで熟知してレッスンをしている人はそうは居ないと思います。
手前味噌ですが、私(当校講師)がこういった知識を学んでいるのも、生徒さんに最高の環境でレッスンして上手くなって欲しいという思いからです。
また、
「ここでこんなに大きな声で唄っていいんだろうか…。」
「外で待っている生徒さんに漏れた歌声を聴かれたくないな~…。」
と、防音設備のしっかりしていない場所で周りを気にしながら唄いたくはないですよね。
それではトレーニングの効果が半減します。

生徒さんの目線で考えた時、『整った環境でレッスンが受けられること』が重要で、当校はそこに妥協はしません。
当校の防音室は、防音ユニットの標準規格にはない8畳の特注サイズですので、圧迫感や無駄な音響障害のないストレスフリーな環境です。
また、市販防音ユニットでは遮音性能最高レベルのDr40のブースです。
Dr40(性能数値)と言われてもピンと来ない人がほとんどでしょうから、どのくらいの遮音効果があるかを動画にしてみました。

皆さんにも、大きな音、大きな声で唄える気持ち良さを味わって頂きたいと思います!

防音室が出来るまで

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この場所に8畳サイズの特注防音室を組みます

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床面の振動が最も強いので、防振の土台をしっかり組み、その上を分厚い板で埋めていきます

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土台が完成

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次は壁面です

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部屋らしくなってきました!

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中はこんな感じです

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天井もはめ込み完了。 この作業がとても大変そうでした・・・。

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ここで更に床に防音ゴムを敷き詰めて

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ロスナイ換気扇、LED照明、カーペットを取り付けたら、

機材を慎重に入れて完成!

機材を慎重に入れて完成!